一言法話:第三十九話
- 密寺 満願
- 3月24日
- 読了時間: 1分
今年はお彼岸を迎えても寒い日が多い。
歳のせいか?
「こんな感じが本来よぇ」と実は思っています。
この十年近く春本番が早く彼岸の頃には桜が開花し始めます。
私がものごころがつき、成人し子供を授かった頃は桜の開花は入学式の頃で、それを基準で早い遅いを会話してました。
しかし、近年は三月中に開花するのが当たり前となっています。
一年の始まりは元旦ですが、社会生活のスタートは年度が変わる四月からですね。
新しい門出に「はなむけの言葉を」と聞きますが、お恥ずかしい話「はなむけ」の「はな」は花という漢字だと思っていましたが、「はなむけ」の「はな」は「鼻」なのですね。
新生活を新しく別の場所でスタートする為そこに馬で向かう為方向転換して鼻先が違う方にいくので「鼻むけ」というらしいです。
四月は仏教の宗祖お釈迦様の御生まれになった月でもあります。
とても良い季節(花粉症はつらいですが)です。
枕草子にも「春はあけぼの」と歌われている様に朝に希望や目標のもって一日を一年を迎えたいと願います。
これが私から皆様への「鼻向けの言葉」です。

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